今回の話題提供も地域ビジネスに関することです。
地域ビジネス、コミュニティビジネスと混在して使われているためになかなか区別がつきにくいい面があります。私自身もごっちゃにしていることがよくあります。下記に私なりの使い方の違いを明記してみましたので、参考にして頂けばと思います。ただし、あくまでも私の主観ですが・・・
●地域ビジネスとコミュニティビジネス(CB)の違い
地域ビジネスも英語に直せばコミュニティビジネスですが、私達の中ではかなり違ったものになります。
何が大きく違うか?
コミュニティビジネスの方が、市民活動事業的要素が大きい。行政が支援して、地域の住民(女性、高齢者など)が参加して自分達の所属する団体の活動費を自らで捻出する程度の事業を目指しているように思います。事業規模が小さい分リスクも責任も小さい。事業規模も年間100万円からせいぜい5〜600万円程度です。最大でも1000万円以下。つまり、事務運営費を捻出するくらいです。
地域ビジネスはもう少し事業規模が大きいイメージです。どちらかというと行政より地元の企業とのコラボレーションをベースに考える事業です。ここではちゃんと人件費が計上できる規模を意味します。
私は、よく1000万円、3000万円という言い方をしてきました。つまり、年間1000万円以上ないと常設した事務局運営が出来ない。(事務所の諸経費と事務スタッフ1名分)そして3000万円で初めて戦略的事業が出来ます。それによって委託事業も取れるし、社会的信用も得て事業として回りだすのです。
NPO(特に事業型NPO)であれ、CBであれそして地域ビジネスであれ理屈は同じです。
つまり年間3000万円程度のニーズを持った事業を考える。それを思いや情熱だけで突っ走ると最後は集まってきた人も離れ、自分自身がへとへとになり、長続きしないで消滅する可能性もあります。
今、そうした危機に陥っているNPOやCB事業組織が数多く見受けられます。だいたいその危機が4〜5年目にやってきます。(これは私自身がすでに体験済みです)
そうならないためには、事業のニーズ、そして将来のパートナー組織など事前に調査しておく必要があります。そして何より、こうしたことに長けた人や組織をバックにもっておく必要があります。
もう一つ、NPOにしてもCB事業者にしても単独活動が主です。そのために、いつまでも事業規模が大きくならない。
私は地域ビジネスを考えるときに、地域を面で捉え、地域経営的手法がこれからのNPOやCB事業にも必要になってくると思っています。今回のメールでは、そこまでは言及出来ませんが、近いうちにこの点について詳しく皆様にお伝えするつもりです。
この件に関して、一言だけ付け加えますと、<新現役の会>の役割がこうした事業ではこれからとても重要になるということです。どういうことで重要になる方と言いますとソーシャルキャピタルの役割としてです。
<新現役の会>には、これから企業をリタイアする人達がたくさん参加されます(その予定)。その人達の企業で培った経験、スキル、人脈・情報はNPOやCB事業者には、今一番必要とされている資源なのです。そのマッチングがまだ有効活用するところまで至っていません。
このマッチングこそが、これからの<新現役の会>の重要な役割になると思っていいます。
PS
上記の点に置いて、CB活動自体を否定しているわけではありません。CB活動はこれはこれで地域の中では重要な活動です。ただ企業等をリタイアした人達が、実践するには、抵抗感や自尊心の面ですぐに、頭を切り替えることが出来ないのではないかと思う次第です。
私たち<新現役の会>メンバーには、地域経営をベースにした、もう少し戦略的取り組みの中でできる活動(地域ビジネス)が向いているように思います。
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